この前、家で寝ていたら起こされて
居間に行くと、父が あわただしく用意していて



父 『 起きたか! ちょ、あの、もうすぐ 
     ご院家さん ( ごいんげ )
 さん来るけぇ! 』

私 『 えっ?! 』


父 『 今日、月命日なの 忘れとった! 』


父 『 ちょっと用事があって出てくるけぇ、
      その間 ご院家さん来たら、お茶出して 』





家が檀家になっているお寺は、ここから少し遠くて

祖父の月命日は、近所のお寺の ご住職が 
お参りに来てくれるんですが 


私が仕事の時が多く、ほぼほぼ
両親が応対している。

いつも行っている お寺とは違うので、
ご住職に会ったこともない。



私 『 えっ、どうすれば・・・ 』

父 『 仏間に案内して、お経が終わったら 
        お茶出せばいいよ、頼むけぇ! 』



えぇ?! Σ(゚Д゚il!) 


私、起きたてやけど!
寝巻やけど! 髪ボッサやけど!



すっぴん なんやけど!!



何からしたらいいのか分からずに
文字通り 右往左往 していたら、

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すぐご住職 ( この辺りでは、ご院家 ( ごいんげ ) と呼びます )
がやって来て、もう全部諦めた(笑)



スウェットの上に 何とか上着だけ羽織って、マスクして
ぐしゃぐしゃの髪を撫で付けながら 慌てて玄関へ。



私 『 おはようございます~ えへー (≧ω≦;) 』

住 『 ん? おはようございます。 ・・・ん? 』


私 『 よろしくお願いします~ 』

住 『 ハイハイどうも。 んーー? (´・ω・`;) 』


私 『 え? 』


住 『 いやいや、お久しぶりですねぇ 』



初めましてですけど。


適当なんだからぁー

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ご住職は、いつも来られてるので 
私が案内するまでもなく

さっさと仏間に向かって お経を唱えだした。



お客様用の 茶托と湯呑を出し、
お茶を入れながら 


そういえば 
ご住職、子供さん2人 おられるんやったな、

いつもお菓子、持って帰られるって 言いよった気が・・・ 
と、ちょっと高そうな和菓子を 2個お皿に乗せて


仏間のふすまの向こうで お盆持って
また右往左往(笑)

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そのうち父が帰って来て、お経が終わった 
ご住職の 話し相手になってくれたので

私は、お茶と お茶菓子出して
逃げるように戻ったけど

( すっぴんだから )



父が戻ってきてくれなかったら、
お茶出した後の

地獄のような沈黙に 
堪えないといけない所だった。


初対面の人と、何話せっていうの。
はー、朝から びっくりしたー(ΘεΘ;) =3



っていうか、寝起きのまんまで
人前に立てる 

自分の神経がヤバすぎる。



さぞお見苦しかったことでしょう。
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